こんにちは、にここです。
今日は、
「“無難”って誰の心も動かさない」
というお話をしたいと思います。
先日、お世話になっている
ご近所のご年配のご夫婦に
ちょっとしたお礼を渡す
機会がありました。
いつも笑顔で話しかけてくれるご夫婦。
道端で会うと
「こんにちは、また背が伸びたね!」
と声をかけてくださるので
子供達もなついていました。
ですが・・
渡して喜ばれるものが
わかりません。
食事に何か気を使っていたら
渡しても迷惑になるかもしれないし、
好みの色とか好きなものも
ちょっと分からない・・。
ご主人はお酒が好きなようだけど、
「お酒ばっかり飲んでって、
母ちゃんに怒られる」と
言っていたからお酒もなぁと・・。
お店に行ってみても、
ネットを回遊してみても、
なかなか「これ良い!」と
思うものが見つかりませんでした。
悩みに悩んだ結果、選んだのは、
“白いハンドタオル”にしました。
きっと、奥様はハンドタオルとか
使われるんじゃないかという
発想からそうしました。
きっと、もらっても使う
であろうハンドタオル。
清潔感あるし、実用的だし、何よりも無難。
そういうものを選んでしまいました。
ご夫婦にプレゼントすると、
「ありがとう!」と
喜んでくれていました。
ほっと一安心しましたが・・。
「もっとお気に召すものを
渡せればよかったなぁ」
と思いもしました。
想いは、届いてこそ価値になる
これ、情報発信とか商品作りにも
めっちゃ当てはまるんじゃないかと
思いました。
「たくさんの人に読んでもらいたい」
「幅広い人にスキを押してほしい」
そう思って作った記事や商品って、
結局「無難」な記事に
なっていたりするんですよね。
・整った文章だけど心に刺さらない。
・正しいけど記憶に残らない。
・誰にも嫌われないけど
誰の心も動かさない。
こんな文章では、
選んでもらいにくくなります。
「誰にでも喜ばれるもの」
というものは
「誰にも喜ばれないもの」
ということなんです。
「誰にでも喜ばれるものだから」
と思って選んだハンドタオルも
印象に残りにいという
ものになります。
じゃあどうすればいいのか?
たった1人の笑顔を想像すること
プレゼントを選ぶとき、
あなたならどんなふうに考えますか?
・その人の趣味や好み
・最近困ってること
・喜びそうなもの、似合いそうな色
(これらのことがわかるならぜひ
じっくり考えて選んでみてください!)
それと同じで、発信や商品も
“たったひとり”に向けて届ける気持ち
で作るのが大事なんです。
たとえば・・
・ 昔悩んでいた頃の自分
・興味のあること、趣味、どんな考えを
持っているのかまでわかる親友
・よく話す家族
このくらい絞ったほうが
実は、届けたい人にちゃんと届くんです。
そして、そんな本音の発信こそが
「私にも刺さりました!」と
共感されて、広がっていくようになるのです。
無難にするって、親切じゃなくて、
実は「伝わらなくても仕方ないや」って、
自分を守るためだったりするんです。
でも、誰か一人に深く届けようとするとき、
「どんな言葉なら伝わるかな?」
「どんな順番なら読みやすいかな?」
と、相手の顔が浮かぶから
表現に“ぬくもり”が出てくる。
それが結果的に、
「なんか心に残りました」
「めっちゃ共感しました」
って言われる発信になるんです。
ぜひ何か発信するときは、
誰か一人の人に向けて
手紙を書くような気持ちで
届けてみましょう。
今日はここまでです!
ではまた!
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